本記事では試合で使えるロブ(スライスロブ・トップスピンロブ)の使い方とそのコツについてまとめました。
試合に定期的に出ている私自身の経験やテニススクールでコーチに教わったこと、プロの試合を観戦して気づいたことなどを複合的にまとめ書いていますのでその実用性には自信があります。
ぜひ、この記事を読んでロブマスターになって攻撃・守備のレパートリーを増やして試合で勝利をもぎ取って下さい。
試合で使えるロブ、その効果的使い方とコツ
スライスロブを試合で使うコツとポイント
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スライスロブを試合で使うポイントはとにかく高さを出すことを意識することです。
とにかく高さを出そうとしてラケットを振れば深さも自然と出てきますし、深さが出てくればシングルスであれダブルスであれ相手から攻め込まれる可能性が小さくなります。
仮にそのボールが浅くなったとしても高さの一度出たボールというのは重力の関係から落下速度が上がってくるのでスマッシュを打つ難易度が上がって、相手プレーヤーがミスをしてくれる可能性が上がります。
この高さを出すのが重要だよというのは私が通っているテニススクールのコーチから教わったのですが、実際に私も試合で使ってみてその効果を実感しました。
また、我々テニスのアマチュアだけでなくテニスのトッププロもピンチの時のスライスロブはそのボール高さが非常に高いですよね。
錦織選手やジョコビッチ選手などのディフェンシブなプレーをしている時のギリギリスライスでボールをとった時に非常に高い高さのロブをよく見ることができます。
なので是非あなたも今度の練習や試合からでもスライスロブをあげる時は高さを意識してみましょう。
トップスピンロブを試合で使うコツとポイント
1. 相手選手の高さギリギリを狙う場合
トップスピンロブを試合で使うポイントとしては、相手のバックハンド側を狙うことです。
バックハンド側を狙うことで仮にボールの高さができらなかったとしても相手選手はバックボレーで処理しなければならなくなるので攻め切られる可能性が低くなります。
また、トップスピンロブは縦回転がかかっておりボールがスライスロブに比べ落下しやすいので自分が体勢十分で打てる時に打つようにしましょう。
加えて、体勢と併せて重要なのがロブを打つタイミングでのボールの高さ。
相手が打ってきた球が浮いていれば問題ないですが、スライスのボールなどで打点が低くなる場合それをトップスピンロブで持ち上げるのは難しくなります。
トップスピンロブが低く浅くなった場合には相手プレーヤーのチャンスボールとなってしまうので打点にも注意して打つようにしましょう。
2. 深さを出して相手をコートから押し出したい場合
トップスピンロブで相手プレーヤーをコート外に追い出したいという時にはスライスロブ同様に高さを意識するようにしましょう。
高さを出そうとすれば深さも出ますし、相手コートでボールが弾んだ後にそのボールはベースラインを大きく超えて飛んで行ってくれます。
この追い出すトップスピンロブが上手く決まってくれると相手プレーヤーはコート外に追い出されますし、その返球は浅くなる可能性があるのであなたはコート内に入ってそのボールを処理することを意識しましょう。
ラリー以外でもリターンからロブは使える
前述のスライスロブやトップスピンロブというのはストロークの中で利用できることはもちろんのこと、どちらもリターンの段階から使用することもできます。
相手プレーヤーのサーブが強力だった場合、スライスリロブでリターンをすれば返球できる可能性も高くなりますし、返球後一発で決められてしまう可能性も低くなります。
また、今度は逆に相手のサーブが弱かったらトップスピンロブでリターンしてやればいっきにリターンゲームを攻勢で進めることができます。
このようにロブはリターンの段階から使用することができるんです。
そういったロブでのリターンも含めて、シングルスやダブルスでのリターン戦術については下記の記事に記載しているのでそちらも是非読んでみて下さい。
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まとめ
今回この記事で紹介したロブの試合での効果的な使い方をまとめると以下のようになります。
- スライスロブはとにかく高さを出すように意識する
- トップスピンロブは相手選手のバック側に打つ
- トップスピンロブは自分の体勢とボールの高さを意識する
- トップスピンロブで相手をコート外に追い出したければ高さを出す
これらのポイントを意識してロブを使うことで試合でのあなたの攻撃力も守備力も間違いなく上がります。
是非練習で実践してから次の試合やゲームで使用してみて下さい!
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