テニスを普段されている方なら分かっていただけると思いますが、テニスってかなりハードなスポーツですよね。
ダブルスでも連戦になると結構疲れますが、シングルスをやるとそれこそ足をつりそうになるし、実際足をつってしまうこともありますよね。
今回この記事では、下記の内容について書いています。
- 足のつる原因
- 実際のテニスの試合や練習での足つり予防方法5つ
- テニスをしていて足をつってしまった時の対処
テニスを楽しくするためにも、試合で勝つためにも「足のつり」は避けたいところ。
しっかりとその原因と対策を頭に入れて、テニス中に足をつらないようにしていきましょう。
目次
1. 足のつる原因
足のつる原因は詳しくは解明されていないようですが、漢方薬等の薬品も販売する企業、Kracieの公式サイトによれば、その原因は下記のように考えられているそうです。
実は、これが原因! と明言はできないのですが…足がつる原因として考えられるのは「筋肉疲労」「冷え」「ミネラルバランスの乱れ」といわれています。まず「筋肉疲労」ですが、過度な運動などで筋肉が疲労している場合、脳から筋肉や腱を縮める信号が間違って送られるため、筋肉が急に収縮し、激しい痛みとなります。次に「冷え」。冷えによる血行不良も足がつる原因と考えられています。血行不良になると、筋肉を緩める成分が足りなくなり、収縮しやすくなります。とくに睡眠時は血行不良になりやすいため、足がつることが多くなります。最後に「ミネラルバランスの乱れ」。ミネラルは、筋肉などの動きを調整するはたらきがあるため、このバランスが乱れると、筋肉の収縮&弛緩がうまくできなくなり、けいれんが起こりやすくなるのです。
© Kracie Holdings,Ltd.
つまり、筋肉疲労と血行不良、ミネラルバランスの乱れを防止することができれば、テニスの練習や試合で「足がつる」可能性を減らすことができると考えられます。
次項より、実際にテニスの練習や試合で具体的にどのような足つり対策をしていったら良いかについて書いていきたいと思います。
2. テニスで足がつらないようにするためにしたいこと
2-1. 試合中以外の時間はテニスシューズを脱ぐ
足のつる原因として「血行不良」というのがひとつ考えられるため、その予防対策として、テニスの試合の日には試合時間外はテニスシューズを脱ぐようにしましょう。
テニスシューズもしっかりと紐を縛っていると足を結構圧迫するので、休憩時間だけでもその圧迫から足を解放してやることは重要です。
なので、試合会場に行くときはテニスシューズだけ持って(履いて)行くのではなく、サンダルや締め付けの弱い靴も併せて持っていくようにしましょう。
夏の試合であれば、サンダルを持参する(履く)ことで足の血流を良くすることができますし、シューズ内が汗で蒸れて不快になるといった事態も防ぐことができます。
2-2. ミネラル補給
足のつる原因としてミネラルバランスの乱れも考えられているので、テニスをするときは試合練習問わずミネラル補給を忘れないようにしましょう。
果物ならバナナがおすすめですし(プロテニス選手もよく食べてる)、スポーツ用のタブレットやゼリー飲料、スポーツ飲料で水分もあわせて補給したいところです。
こういった食べ物や水分をある程度冷やした状態で試合に持ち込むことで、休憩時間にリフレッシュすることができますから、小型のクーラーボックスも試合には持参したいところです。
クーラーボックスがあれば保冷剤等を入れておいて、熱くなった体を冷やしたりもできますから特に夏の試合にはおすすめですよ。
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2-3. 試合の休憩時間に日傘等を使う
真夏の試合の場合、休憩時間の暑さ対策も重要になってきます。
日陰が豊富にある試合会場であれば問題ないですが、会場によっては日陰の少ない会場もあります。
そういった会場に当たった時には、日傘を忘れないで持っていくようにしましょう。
日傘をさすささないだけでもかなり暑さの体感温度が変わってきます。
ミネラル水分不足からくる足のつりを防止するためにも、日傘による暑さ対策を怠らないようにしましょう。
2-4. 漢方薬を飲む
足つり対策用の漢方薬があるというのをご存知でしょうか?
私自身もテニスの大会に出て、友達からその存在を教えて貰うまでその存在をしりませんでしたが、実際あるんですね。
「芍薬甘草湯」は足のつり予防、実際に足がつった時のその両方に効果があるとされていますので、足がつりやすいという意識のある方は準備した上で試合に臨めると安心でしょう。
2-5. 粘るタイプのプレーヤー(シコラー)対策をして試合に臨む
足のつりを防止する他の手段として、粘るタイプのプレーヤー(通称シコラー)に体力を削られずに試合に勝つというのも大事なことです。
シコラーと呼ばれる対戦プレーヤーは、粘ることであなたのミスや疲労(足のつり)を誘って勝利を得ようとしてきますから、専用の対策が必要です。
粘り強いプレーヤーに勝つのは難しいことでもありますが、その対策を事前に考えているのと考えていないのとでは結果も変わってきます。
下記の記事も参考にシコラーとの長期戦を避けて足のつりを防止していきましょう。
関連記事:粘る、繋げてくる「シコラー」タイプの相手を倒すための対策5つ【テニスシングルス】
3. もし試合や練習中に足がつってしまったら
テニスの練習中や試合中に足をつってしまったら、練習を中断する、試合を棄権するのが賢明です。
足のつった状態でプレーをすれば、別の怪我を誘発する可能性もありますし、足のつりがひどくなれば立っていられなくなる可能性も普通にあります。
なので、テニスの練習中や試合中に足がつったらプレーをするのをそこでやめるようにしましょう。
また、具体的な治療法として、医療法人社団大周会大周整形クリニック公式HPに記載がありましたので紹介しておきます。
運動後に足がつった場合は、ふくらはぎを抑えながら足首を内側に曲げて筋肉の収縮を促すのが一般的な治療法です。痙攣が治まったら、マッサージを行って足の血行を整えるようにします。痛みが続く場合は、冷湿布を患部に貼ると良いでしょう。
©️医療法人社団大周会大周整形クリニック
また、マッサージをおこなう以外にも先に紹介した「芍薬甘草湯」という漢方を飲んだりすることも有効と考えられます。
まとめ
テニスをする上で足をつらないために、次の対策をしましょう。
- 試合中以外はテニスシューズを脱ぐ(もしくは紐をゆるめる)
- テニスをする時はミネラル・水分補給を怠らない
- 特に夏、テニスコートに立っていない時は日傘などで日光を避ける
- 漢方薬「芍薬甘草湯」を使ってみる
- 粘りのプレイをしてくる対戦相手の対処法を考えておく
足をつってしまうと、テニスができなくなってしまいますから、楽しむ・試合に勝つためにも「足つり」対策をしっかりとおこなっていきましょう。
関連記事:夏や暑い日のテニス。試合で勝つための暑さ対策7つ
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