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オムニコートの特徴と試合で勝つために有効な戦術【硬式テニス】

オムニコートの特徴と有効な試合戦術

ハードコートやクレーコート、オムニコートそれぞれ特徴があって、それにあわせた戦術をとることができれば、試合を有利に進めることができます。

そこで今回この記事では、オムニコートの特徴とそこで有効となる戦術についてまとめてみました。

オムニコートの特徴については簡単にまとめていますが、有効な戦術については私自身の経験や、試合をしている上級者達の試合を見て得た情報などを交えているので、きっとあなたのお役に立てると思います。

オムニコートにあわせた戦術を覚えて実践し、試合で勝利をもぎ取りにいきましょう。

オムニコートの特徴3つ

1. 水はけがいい(小雨程度ならプレーできる)

オムニコートの特徴としてハードコートやクレーコートに比べて水はけがいいという特徴があります。

そのため、小雨位だと試合も決行されることも多いですし、雨の後でも一、二時間したら試合をするなんていうことが結構あります。

日本の雨の降りやすい気候にマッチしたコートなんですね。

そうした理由により、日本全国によく普及しており、オムニコートでおこなわれる大会も数多くあります。

2. 回転が吸収され跳ねない(球威がなくなる)

オムニコートの特徴として、ボールの回転が吸収されて跳ねづらくなるというのが一つあります。

直進方向のエネルギーはそこまで吸収しないのですが、縦方向のエネルギーをとにかく吸収してくれるので、トップスピンボールが特に球威をなくしやすいです。

そのため、ハードコートで猛威をふるうトップスピンボールもオムニコートだとその勢いを失くし、単なるチャンスボールに成り下がるなんていうことが結構あります。

逆にスライスやフラット系のショットはそういった影響を受けづらいのでオムニコートでは有効なショットになりやすいです。

3. オムニコートは足元がよく滑る

コートの砂の量にも寄りますが、オムニコートはハードコートに比べてよく滑ります。

そのため、オムニコート用の靴を履いてプレイしないと滑りすぎてしまい怪我をしてしまう。なんていうことも起き得ます。

なので、オムニコートでテニスをする時は必ずハードコート用の靴ではなく、オムニコート用の靴でプレイするようにしましょう。

関連記事:ハードコートの特徴と試合で勝つために有効な戦術

オムニコートで有効な戦術4つ

1. シコラー戦術(ひたすら返球して粘る)

球威やそのボール速度がコートに吸収されて勢いを失いやすいオムニコートですから、ひたすらそのボールに追いついて返球するだけという戦術も非常に有効です。

とにかくボールを返球するだけなんですが、その返球している間に相手プレーヤーが結構ミスってくれたりするんですね。

このひたすらボールを相手コートに返球するだけという作戦ですが、社会人のアマチュアテニスの場合、初〜中級入り口位までは本当にこの作戦だけで勝てるということも多いです。

実際この記事を書いている私自身もこのシコラー戦術で勝ったことも何回もありますし、この戦術をとってくる相手に負けたという経験もあります。

そして、この粘るのみという戦術で大会を勝ち進んでいった人も見てきました。

なので、あなたが体力に自身があるというのであれば、是非積極的に挑戦してみてください。

このシコラー戦術をする際、「ミスを極力自分からしない」という意識も非常に大事です。

ミスを減らすための戦術については下記の記事に書いているので参考にしてみてください。

関連記事:テニスの試合やゲームでミスを減らすための考え方と具体的方法

また逆に、シコラー戦術をしてくる人に腹が立つ、やっつけたいという人には下記の記事を用意しましたので、是非読んでみてください。

関連記事:粘る、繋げてくる「シコラー」タイプの相手を倒すための対策5つ【テニスシングルス】

2. コントロールを重視する

オムニコートでは一発のショットで決めるというのが非常に難しいので、ストロークの威力よりもコントロールを重視して攻めるようにしましょう。

トップスピンで相手をコート外にグイグイ追い出すというよりは、コントロールショットでオープンコートを狙ったり、相手の苦手なサイドにボールを集めてやるイメージですね。

コントロール重視で打った球も一発で決まることはないでしょうから、上手くコースや球種を変えていって相手の体制を崩す、浮いた球が出てくるのを待つというのが重要な戦略になります。

3. スライスやフラット系ショットでチャンスメイクする

オムニコートではトップスピンが特に、その球威を取られ跳ねにくく甘い球になりがちですから、チャンスメイクをするならスライスかフラット系のショットが有効となります。

オムニコートは跳ねないですが、滑るコートではあるので、スライスやフラットの滑る系のショットを上手く打てると球速を保ったまま良いボールになります。

オムニコートでスライス、フラットの滑るショットが打てると相手プレーヤーはその打点が低くなりますのでそのボールを持ち上げざるを得なくなります。

テニスにおいてボールを持ち上げる動作って難しいことが多いので、その成功確率って結構低くなるんですね。

また仮に、そのボールが持ち上げられて帰ってきたとしても甘くなることが多い。

そこで、帰ってきたボールをあなたが上手くコントロールしてオープンコートに決めるというような算段です。

このスライスやフラットで跳ねない球を打って、相手に浮き玉を打たせるというのはシングルス・ダブルスどちらでも有効な戦術となりますので、是非次のオムニコートの練習や試合からでも意識して取り組んでみてください。

4. 球威のない跳ねないサーブを打つ

通常勢いのないサーブはネガティブに取られがちですが、オムニコートの場合それが立派な戦術になったりもします。

例えばダブルスであなたは前衛味方が後衛でサーブという場面を想定してみてください。

まず、味方が勢いのない跳ねないか弱いサーブを打ったとしましょう。

するとどうでしょう、相手レシーバーが慌てて前にボールを拾いに来るではありませんか。

しかも相手レシーバーがなんとかして返球した球は甘くなってあなたのところに飛んできた→あなたはそのチャンスボールを決めて終了。

みたいな話が本当にコート上で今日も起きています。

おそらくあなたも実際にこのような経験をしたことがあるのではないかと思いますが、オムニコートの場合勢いの無さすぎるボールも結構脅威になり得るんですよね。

なので、そういった球をサーブの時点から織り交ぜていくことができれば上手く相手プレーヤーを翻弄することも可能になります。

まとめ:オムニコートの特徴をおさえてテニスをしよう

今回この記事で紹介したオムニコートの特徴と戦術をまとめると以下のようになります。

  • オムニコートは日本の気候にあってるため試合でもよく使用される
  • ボールの球威が吸収されるので特にトップスピンが跳ねなくなる
  • 粘って返球する俗にいうシコラー戦術が有効
  • 強打よりもコントロール重視の配球を意識する
  • チャンスメイクはスライスもしくはフラットで
  • 球威のないサーブも有効

これらの特徴を意識した上であなたのプレースタイルにあった戦術を準備実践し、試合での勝利をものにしてください!

また当ブログでは、本記事以外にも試合で勝てるようになりたいというあなた向けに以下のような記事も書いていますので、そちらも読んでみてくださいね。

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