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テニスダブルスで使える10の戦術【男子女子Mix共通の勝ち方】

テニスダブルスで使える 10の戦術

本記事では硬式テニスのダブルスであなたも使うことができる「明日の練習・試合から使えるダブルスの戦術」を10個まとめました。

私がここ数年社会人テニスをする中で実際の練習や試合の中から学んだエッセンスを詰め込んでいるのでぜひあなたのテニスにも取り入れてみてください。

きっと役に立つ項目もあるかと思います。さっそく一つ目からいってみましょう!

硬式テニスダブルス10の戦術・勝ち方・極意

1. 勝利の極意その一、試合前半の積極的ポーチ

ダブルスにおいて試合前半にポーチをしておくことは重要です。

仮にそのポーチですぐに得点ができなくても構いません。

こちらがポーチに出る可能性があるということを相手プレーヤーに印象付けられればOKです。

仮にですが、雁行陣の陣形であなたが後衛ラリーだとしましょう。

そのタイミングで相手前衛が全然ポーチに出てこなかったとしたらどうでしょう。

なんのストレスもなく相手後衛とラリーができてしまいますね。

でも逆に相手前衛がポーチに出てくる、もしくは出る動きを見せて来たらどうでしょう。

あなたは急に相手後衛および前衛の動きが気になってしまいませんか。

相手前衛の動きが気になるだけでリラックスしてストロークが打てなくなったりするものです。

なので、相手にプレッシャーを与えていくという意味で前衛がポーチに出ていくというのはダブルスで非常に重要です。

特に試合前半、相手にポーチに出てくる人という印象を与えておけば、試合後半までそのイメージを相手プレーヤーに植え付けることが可能なのでおすすめです。

また、前半のポイントの大きく溜まっていない時点であれば、こちらも多少のポーチミスによる失点も痛くないはずです。

ポーチは試合前半、積極的に仕掛けていきましょう。

関連記事:テニスダブルス前衛のポーチする時に気をつけたい戦術的ポイント5つ

2. 試合序盤に戦略的ストレートアタック

ポーチと同様にストレートアタックを試合前半に相手前衛に見せておくのも重要です。

あなたにストレートアタックがなく、クロスラリー主体だと相手選手がわかった場合、相手選手は積極的にあなたのボールに対してポーチをかけてくることになります。

完全に決めに来ているポーチを防御するというのは結構難しいものです。

なので、できれば試合序盤にストレートもあるんだよということを相手前衛に伝えておきましょう。

「あなたはそのままのポジションにいてね」と伝えてあげることが重要です。

3. デュースサイドの選手が相手前衛に対してロブをあげる

あなたが右利きでデュースサイドにいるかつ、相手前衛があなたと同サイド(デュースサイド)にいる場合、相手からの配球が甘かった際にはその前衛選手に対してロブをあげましょう。

相手前衛も右利きだった場合に相手のバックハンド側に簡単にあげることが可能になります。

基本的に上級プレーヤーでもない限りバックハンドのハイボレーは難しい技術になります。

そのため、そのロブが仮に多少甘くなって相手前衛に捕まったとしても、こちらのピンチにつながることは少ないでしょう。

逆にそのロブが抜けた場合には相手後衛がバックハンドで打たなければならないために、自分達ペアのチャンスボールがやってくる可能性が高くなります。

関連記事:【テニス】実際の試合で使えるロブの効果的な使い方とそのコツについて【スライスロブ・トップスピンロブ】

4. ダブルスの基本戦略。とにかくボールを浮かさない

ダブルスの基本中の基本となりますが、ダブルスにおいては浮いたボールを相手に送るというのは厳禁です。

ロブ級に高い球であれば別ですが、ロブ未満の浮いた球は基本打つのは得策でないです。

球威のあるトップスピンでさえ弾道が高ければ相手のボレーヤーの餌食にされる可能性が高まります。

なので、ダブルスでは基本ネットの少し上を通すことを意識してなるべく弾道低めで打ちましょう。

逆にいえば、多少球威が落ちたとしてもネットすれすれで通って行った球は相手もボレーやストロークがし辛いものです。

そして、その低い弾道の球の返球でネットを越そうとする際ボールが浮くことがあるのでその球を狙って攻撃していきましょう。

5. 相手ペアの弱い方、もしくは調子の悪そうな選手を狙う

ダブルスではペア同士、合計4人でゲームをすることになります。なのでやはりペアがいればどちらかの選手の方が実力が上、もしくは下ということが多くあります。

なので試合前半にでもどちらの選手の方が強敵であるかわかれば、その強敵でない方を狙うのがセオリーになります。

また、テニスには結構好調不調といった波が一試合の中だけでもあるものです。

なので強い相手であっても、ミスを連発しているような場面に出会えば、あえてそちらの選手を狙ってボールを集めていくというのも一つのダブルス戦術になります。

こういった相手選手に関する情報を自分のペアと共有するというのもダブルスのまた一つの重要なポイントになります。

相手選手に関する情報をうまく共有できれば試合を有利に進められますし、その逆もまた然りです。気をつけていきましょう。

関連記事:テニスダブルス試合で勝てないペアの共通項5つとその改善策【負けない為に】

6. 相手はロブを利用してくるか?試合前半でよく観察する

例えば男性同士のダブルスの場合、ロブを全く使用してこない男性というのは結構いるものです。

そういう人と対戦するときはあなたが仮に前衛、味方がサーブの場面になったらネットにベタ詰めしましょう。そしてポーチを仕掛けるんです。

相手プレーヤにロブがないのがわかっていればこれで簡単にポイントできることも多いです。

逆に女性同士のダブルスの場合ロブが使用される場面は多いと思います。

なので、相手がロブを頻繁に使ってくるなという場合には、そのロブに対して対応できる位置どりを考えてポジショニングするのが良いでしょう。

7. 相手前衛がなかなかポーチに出てこないならセンターを狙って相手後衛を走らせる

相手ペア前衛選手なかなかポーチに出てこないような消極的選手の場合で且つ、あなたが後衛ストローカーという場合、積極的にセンターを狙うというのも有効な戦略の一つです。

センターを狙うことでサイドライン寄りに構えている相手後衛選手をセンターまで走らせることができます。

意外と後衛ストローカーでどセンターまでケアしている人というのは少ないのでボールが相手前衛を抜けていくとよい不意打ちになります。

この時走らせて仮にバックハンドで打たせることができれば返球が甘くなって返ってくる可能性があるのでそこを攻めるようにします。

8. ダブルスにおいてスライスストロークは基本厳禁

ダブルスにおいてスライスのストロークは基本厳禁です。何故ダメなのか。

それはスライスの球速が遅いからです。遅い球速のスライスで相手のサービスを返そうものなら確実に相手前衛選手に捕まってボレーの餌食にされます。

コート着弾後に低く滑るスライスもありますが、それでさえ着弾する前に相手前衛選手に捕まってしまっては意味がないのです。

なのでダブルスにおいてのストロークは基本フラットもしくはトップスピンをかけた弾道低めのある程度球速を担保したショットを打ちましょう。

9. スライスはスライスでもスライスロブはあり

スライスは厳禁と書きましたが、スライスのロブは例外になります。

いくら球速の遅いスライスとはいえ、ロブのように高さがあればまた別です。

深さがあれば攻め込まれる可能性は大きく下がりますし、仮に浅くなったとしてもボールに高さがあれば天候などの外的要因にもよって相手プレーヤーがミスをしてくれる確率が高まります。

中上級の選手となれば別ですが、相手が初級選手の場合ロブをひたすらあげてるだけで勝てるなんていうこともあります。

緩い球への相手の対応も観察しつつピンチ以外の時も使うか、それとも緊急時だけの利用にするかよく検討しましょう。

自分のミスを減らしつつ相手のミスを誘えるのであればスライスロブも積極利用すべきです。

関連記事:テニスの試合やゲームでミスを減らすための考え方と具体的方法

10. 相手選手のサーブが弱いならリターンダッシュ

相手選手のサービスが弱いのであれば、リターンダッシュをするのも有効です。

相手ペアの前衛も、後衛のサーブが弱い場合にはなかなかポーチに出辛いものですから、こちらから積極的にせめていきたいところです。

フォアハンドで強打してアプローチしていくのもいいですが、私のお勧めはスライスでサーブを短く相手後衛の前に落とす(リターンする)ことです。

これが上手くできれば、その返球は甘く浮いてくる可能性が高くなります。

特にバックハンドのサイドに落とせれば完璧です。

そしてその甘くなった返球をきっちりと前衛もしくは、ダッシュして前に出てきた後衛が決めれば簡単にポイントになります。

関連記事:【テニス】ダブルスのリターン戦術9つ。基本のコースから応用戦法まで。【試合で勝ちたい人向け】

まとめ:戦略やコツをおさえて勝ちにいこう!!

この記事で紹介した「テニスダブルスで使える10の戦術」をまとめると下記のようになります。

  • 積極的にポーチすべし、特に試合前半がベター
  • 試合序盤にストレートアタックすべし
  • デュースサイドストローカーは同サイドの相手前衛のロブが有効
  • ダブルスはとにかくボールを浮かさないことを徹底する
  • 相手ペアの弱いもしくは調子の悪い人を狙う
  • 相手選手にロブがあるかないか見極める
  • ポーチに来ない前衛に対してはストロークでセンター狙いを
  • ダブルスでは基本スライスストロークを使用しない
  • でもスライスロブはOK
  • 相手選手のサーブが弱ければリターンダッシュ

ここに書いた以外にもまだまだダブルスは戦術や戦略ありますが、これらを頭に入れて戦うだけでも、その情報のありなしでは試合結果が変わってくると思います。

なので、今回紹介した方法の中で少しでも自分のテニスに取り入れられそうな要素があったら、ぜひ挑戦してみて下さいね。

また、本記事で紹介したダブルス戦術よりもさらに詳しい戦略・試合の勝ち方を別ブログ(note)に書いておりますので、そちらもぜひご一読くださいませ。

関連リンク:ダブルスの試合で勝つ人だけが知っている勝利の秘訣【初心者、初級~初中級者向け】

さらに、この記事の他にも、テニスの試合で勝ちたいと考えてるあなた向けに当ブログ内でも次のような記事を書いていますので、よかったら読んでみてください。

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2 COMMENTS

矢島まなみ

今朝、はじめて楽テニを読ませていただきました。これから格上の友達と公園テニスのため考えあぐねていたら、楽テニがヒットしました。一度読んだだけで…とはいきませんが、これからも参考にさせていただきます。

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管理人:SATO

TO:矢島様
コメントありがとうございます。その日の対戦相手によっても有効な戦術や通用する戦法が変わってくると思うのでこの記事の戦法の一つでも試して頂けたらなと思います。格上の友達に勝つのは難しいかもしれませんが、陰ながら応援しています!

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